賃貸物件の条件を決める流れは?部屋探しのコツを解説

賃貸物件の条件を決める流れは?部屋探しのコツを解説

賃貸物件に住むうえで大切なのが、部屋探しの流れやポイントです。
今回は、どのようにすると理想的な部屋が見つかるのか、コツを解説していきます。
条件の決め方・内見や契約をするまでの流れに触れているので、現在お困りの方は本記事を今後の参考になさってください。

部屋探しで賃貸物件の条件を決める流れ

部屋探しで賃貸物件の条件を決める流れ

部屋探しで重要なのは、どのような賃貸物件に住みたいのか条件を決める点です。
以下で流れを詳しく見てみましょう。

広さを決める

広さは賃貸物件において大切な希望条件となっています。
どの程度の面積があるのかによって、部屋に収納できる私物の量が左右されるためです。
たとえば、一人暮らしの場合は一般的に1LDKが十分とされています。
物量が少なく、広さにこだわりがない場合は、1Kや1DKでも生活できるでしょう。
しかし、一人でもゆとりのある暮らしがしたい、家財道具がたくさんあって1LDKでは足りない場合は、2LDK以上の間取りが適していると考えられます。
また、将来的に結婚をして、パートナーと一緒に生活したい場合は、1LDKだと手狭になるため、2LDK以上の間取りを選択すべきでしょう。
このように、自分のライフスタイルや要望によって、ぴったりな部屋の広さは異なるのです。
今後どのように生活したいのかを考えたうえで、広さを決めてみてください。
ただし、基本的に部屋の広さと家賃の高さは比例します。
1LDKと2LDKでは、5万円以上の家賃の差が出るケースが多いので、予算も考慮したうえで検討しましょう。

エリア(または駅からの距離)を決める

物件そのものの条件だけではなく、どこのエリアに住みたいのかも考えなくてはなりません。
なぜなら、同じ県や市でも、エリアを細分化してみると住環境は異なるからです。
エリア決めを間違えてしまうと、賃貸物件そのものは素敵でも、通勤通学や買い物で不便を感じてしまいます。
たとえば、間取りや雰囲気などが理想的な部屋を見つけても、その周辺にスーパーマーケットがないと、気軽に買い物ができません。
わざわざバスや電車を利用して、スーパーマーケットがあるエリアへ移動しなくてはならないのです。
また、駅からの距離も大切です。
駅からあまりにも離れていると、日々の通勤通学に悪影響を及ぼします。
帰りが夜遅くになったら、駅から家まで暗い道を歩かなくてはならないので、防犯性においてもデメリットが大きくなるでしょう。
こうした事情を考慮したうえで、どのエリアに住むべきか考えてみてください。

家賃を決める

これまで家賃の予算は、収入の3割程度を目安に考えると良いといわれていました。
たとえば、月収30万円の場合、9万円が家賃の目安です。
しかし、必ずしも3割までとは言い切れません。
支出額は家庭によって異なるため、3割が適切とは限らないためです。
将来子どもが生まれたときのために貯金をしておきたい、趣味にお金を使いたいなど、お金を他の用途に使用したい場合は家賃を3割以下に抑えたほうが良いでしょう。
反対に、他にお金の使い道が決まっておらず、暮らしを充実させるのを優先したい場合は、家賃の予算幅を広げて部屋探しをするのがおすすめです。
家賃の条件が明確になれば、部屋探しがしやすくなります。
条件に絞ってリサーチすると、さまざまな物件をピックアップできるので、ぜひ試してみてください。

部屋探しで賃貸物件の内見をする流れ

部屋探しで賃貸物件の内見をする流れ

部屋探しをしている中で、賃貸物件の内見がとても大切な工程です。
以下で流れを詳しく見てみましょう。

不動産会社に問い合わせる

物件の内見をする場合は、不動産会社に問い合わせて対応してもらう流れとなります。
このとき、不動産会社へ来店予約の電話をしておくのがおすすめです。
事前にいつ相談に行くのかを明確にしていれば、訪問時の対応がスムーズになるためです。
物件情報をまとめておいてもらったり、他におすすめの物件を案内してもらったりなど、さまざまなメリットがあります。
また、内見は平日におこなうのがおすすめです。
なぜなら、物件の管理会社によっては、土日祝が休みのケースがあるからです。
平日が仕事の方は、休みを調整しておくようにしましょう。
もし、急ぎの場合は、その旨も伝えておいてください。
内見時にてきぱきと案内してもらえます。

複数の物件の内見をしても良い

内見は決して1つの物件のみに絞る必要はありません。
もし、複数の物件が気になる場合は、それぞれ内見をして比較するのがおすすめです。
内見をすると物件の魅力はもちろん、マイナスポイントも把握できます。
写真や物件情報だけではわからなかった点を把握できるので、積極的に比較検討しましょう。
また、その際は希望条件に当てはまっているかをチェックしてください。
たとえば、一見すると素敵な物件に見えても、周辺環境が不便なケースもあります。
また、建物や立地などの条件は良くても、予算オーバーの物件もあるでしょう。
希望条件から外れないように部屋探しをするのも、大切なポイントとなります。
内見をすると、一度にさまざまな情報がインプットされるので混乱してしまいがちですが、落ち着いて物件を観察してみてください。

部屋探しで賃貸物件を契約するまでの流れ

部屋探しで賃貸物件を契約するまでの流れ

最後に、物件の契約はどのような流れでおこなわれるのかをお伝えします。
以下で流れを詳しく見てみましょう。

申し込み

気に入った物件があれば、申し込みをおこないます。
このときは不動産会社で申し込み手続きをおこないますが、各種書類や印鑑などが必須です。
なかには内見後、そのまま申し込みをする方もいるので、不動産会社へ訪問する場合は必ず持参してください。
申し込み時には、連帯保証人や勤務先などの情報も尋ねられます。
スムーズに情報を記入できるよう、あらかじめメモをして、まとめておくのがおすすめです。
連帯保証人については年収も尋ねられるので、こちらは確認しておきましょう。
一度申し込みをすると、貸主から断られない限りキャンセルはできません。
そのため、どの物件に決めるのかは慎重に考えましょう。

入居審査

申し込みをすると、入居審査が始まります。
入居審査では、主にその方が安定した収入(支払い能力)があるか、過去に問題行動を起こしていないかなどがチェックされます。
審査に通過した場合は、晴れて物件への入居が決定しますが、場合によっては審査に通過しないケースもあるので中止してください。
よくあるケースとして、過去に家賃を滞納していた、駐車場代を支払い忘れているなどが挙げられます。
これらの問題が見られる場合は、通常よりも審査のハードルが高いです。

重要事項の確認

審査に通過したら契約に進みます。
その際は、物件の契約条件について、重要事項に関する案内があります。
物件の最終確認のようなイメージなので、面倒だからといって聞き流さないようにしてください。
念のため、自分にとって不利益を被るような内容が記載されていないか、最後まで確認しましょう。
万が一、疑問に思う箇所がある場合は、素直にスタッフまで尋ねてみてください。
確認後に契約締結したら、あとは入居日を待つだけです。
引っ越し業者に荷物の搬入を頼んだり、私物を整理したりなど、準備を進めておく流れとなります。
一つ一つの工程を知っておけば、当日は滞りなく作業できるので安心です。
まずは希望条件の検討からスタートしてみましょう。

まとめ

賃貸物件の部屋探しは、希望条件を決める工程から始まります。
その後は内見予約をして、物件を比較検討したうえで入居する部屋を決めましょう。
契約前に必ず審査がおこなわれるので、くれぐれも滞納に注意してください。