エアコン掃除は自分でできる?可能な範囲や方法についても解説!

エアコン掃除は自分でできる?可能な範囲や方法についても解説!

冷房や暖房を使いたい時期になると気になるのが、エアコンの汚れです。
エアコン掃除は自分でもできると聞いたけれど、どこまで自分でおこなったら良いのか分からず困っている方もいるでしょう。
今回は、自分で掃除可能な範囲やその方法、プロに任せたケースについてご紹介します。

エアコン掃除を自分でできる範囲

エアコン掃除を自分でできる範囲

自分でできる範囲とプロに任せたほうが良い範囲があるため、まずは自分でおこなえる部分を把握しておきましょう。
ここからは、エアコン掃除のなかでも、自分でできる範囲についてご紹介します。

本体カバーの掃除

自分でできるエアコン掃除の範囲の一つが、本体カバーの掃除です。
本体カバー部分は水拭きできるので、固く絞った雑巾などを用意しておきましょう。
次に、ハンディ式のモップや乾いた布などでほこりを取ります。
ここで重要なのは、エアコン掃除を始める前に、必ずエアコンの電源を切って、コンセントを抜いておく点です。
電源プラグをコンセントに差したままエアコン掃除をおこなうと、感電したり漏電したりするおそれがあるため、気を付けましょう。
本体カバーの掃除の頻度は、1か月に1回程度が目安です。

吹き出し口の掃除

自分でおこなえるエアコン掃除の範囲としては、エアコンの吹き出し口の掃除もあります。
エアコンの吹き出し口は、実際にエアコンの風が出てくるところなので、清潔にしておきたい部分です。
吹き出し口は細くなっていて、手が入りにくい部分もあります。
雑巾だけでなく、割りばしや輪ゴム、キッチンペーパーなどの道具を用意してから始めるとスムーズです。
エアコンの吹き出し口の掃除は、夏や冬であれば1か月に1回はおこなうと良いでしょう。

フィルターの掃除

エアコン掃除のなかでも、とくにエアコンのフィルターはしっかり掃除をしておきたい箇所です。
フィルターはほこりがたまりやすいですが、取り外して洗えるので、掃除しやすいパーツといえるでしょう。
フィルターを取り外すときは、丁寧にやさしく取り外して、壊さないように気を付ける必要があります。
また、フィルターを掃除するときに、フィルターの表と裏は重要なポイントになるので、表裏や取り付けの左右などをチェックしながら取り外すのがおすすめです。
フィルターの掃除は、2週間に1度を目安におこないましょう。

エアコン掃除を自分でおこなう方法

エアコン掃除を自分でおこなう方法

エアコン掃除の方法を知っておくと、急に暑くなってエアコンを使いたいと思ったときに、すぐ掃除がおこなえるので便利です。
ここからは、エアコン掃除を自分でおこなう方法についてご紹介します。

フィルター掃除を自分でおこなう方法

フィルター掃除を自分でおこなうには、まず本体のフロントパネルを開けてフィルターを確認します。
もしフィルターにほこりが大量に付着している場合は、取り外す前に、エアコンに取り付けたままフィルターに掃除機を直接あてて、ほこりを吸い取る方法がおすすめです。
ほこりの量が少なければ、そのままフィルターを外して、フィルターの表面から掃除機をあててほこりを吸い取ります。
その後、フィルターの裏面からシャワーで水洗いし、掃除機だけでは取り除けない細かいほこりを洗い流します。
ここで表面からシャワーをあててしまうと、フィルターの穴にほこりが詰まってしまうので、裏面からあてるようにしましょう。
洗い流したあとにまだ細かいほこりが残っていたら、やわらかいブラシでやさしくこすって取り除きます。
ほこりを取り終わったら、水気を取り除いて干し、しっかりと乾かします。
乾燥していない状態でフィルターを本体に取り付けてしまうと、カビやにおいの原因となるため注意が必要です。
エアコンのフィルターは汚れが付着しやすいパーツなので、こまめに掃除しておきましょう。
フィルター掃除にかかる時間は、約20分が目安です。

吹き出し口と本体拭き掃除の方法

エアコンの吹き出し口は、狭くて手が入りにくいため、掃除するには少し工夫が必要になります。
手が届く範囲は、雑巾や汚れても良い布などを使って汚れを拭き取りましょう。
手が入りにくい範囲の掃除では、割りばしにキッチンペーパーを巻き付けて、輪ゴムでとめたものを使うと便利です。
キッチンペーパーを水で少しだけ濡らしてしっかり絞り、吹き出し口のあたりにある汚れを取り除きます。
エアコン本体カバーの掃除では、まずエアコンの上部にたまっているほこりを、ハンディモップや乾いた布で取り除きましょう。
それから、濡らして固く絞った雑巾で本体カバーを水拭きします。
本体を水拭きするときに熱交換器まで濡らすと故障の原因となり、洗剤もリスクがあるため水拭きのみでおこなうことを、おすすめします。
吹き出し口と本体拭き掃除にかかる時間は、約10分が目安です。

エアコン掃除を自分でせずプロに任せる

エアコン掃除を自分でせずプロに任せる

エアコンの内部には、素人では掃除が難しい部分もあるため、プロにエアコンクリーニングを依頼して、徹底的にきれいにしてもらうのも一つの方法です。
ここからは、エアコン掃除をプロに任せるケースについてご紹介します。

エアコンクリーニングの内容

エアコン掃除をプロに依頼すると、エアコン本体を解体して、自分では掃除ができない内側の部分まできれいにクリーニングしてもらえます。
プロがおこなうエアコンクリーニングの内容は、まずエアコン本体を分解し、送風ファン、熱交換器を洗浄します。
エアコン本体の拭き掃除、エアコンフィルターの水洗いなども、エアコンクリーニングの範囲です。
洗浄するときには、エアコンの内部で濡れてはいけない部分や、エアコンを取り付けている壁、近くにある家具などが濡れないよう、養生した状態で洗浄してくれます。
エアコンクリーニングにかかる時間は、エアコンのタイプにもよりますが、30分~90分が目安です。

プロによるエアコンクリーニングの料金相場

エアコン掃除をプロに依頼したときの料金相場は、エアコンのタイプによって異なります。
通常の壁掛けタイプ1台であれば、料金相場は8,000円~1万円です。
一方で、お掃除機能付きエアコン1台の料金相場は、1万3,000円~1万9,000円と高くなります。
お掃除機能付きエアコンとは、運転後にフィルターについたほこりを自動で掃除してくれる機能がついているものです。
お掃除機能が付いていても、やはり定期的なクリーニングは必要となります。
しかし、お掃除機能付きエアコンは内部が複雑なつくりのため、分解や組み立てに時間がかかり、料金相場は高めです。
エアコン掃除をプロに依頼するとき、家に2台以上エアコンがある場合は、一度の依頼で複数台のクリーニングをまとめてお願いすると、お得な料金になるケースもあります。
また、料金だけをみて安い業者に依頼するケースもありますが、通常オプションとする内容を含んでいることもあるため、クリーニングの内容をよく確認しておきましょう。
エアコンクリーニングでよくあるオプションでは、消臭抗菌コートで1,000円~2,000円、室外機洗浄で2,500円~4,000円が相場です。
消臭抗菌コートとは、抗菌力のある洗剤などを使用して、カビ菌や細菌の増殖を抑え、エアコンのにおいを抑えるオプションメニューです。
室外機洗浄は、外に設置してある室外機も分解して洗浄するオプションメニューで、室外機の音が気になる方やエアコンの効きが気になる方におすすめします。

まとめ

エアコン掃除を自分でおこなう場合は、本体カバー、吹き出し口、フィルターを中心に掃除すると、エアコンの使用時期に快適に運転できるでしょう。
エアコン掃除はフィルターを取り外して掃除機でほこりを取り、水洗いしてよく乾かすことがポイントです。
プロに依頼すると、内部まで分解して、自分では掃除ができない部分も洗浄してもらえます。
料金相場は壁掛けタイプで1台8,000円~1万円なので、エアコンのタイプや台数に合わせて検討すると良いでしょう。