賃貸物件のガスコンロが故障する原因とは?修理費用を負担する方もご紹介

賃貸物件のガスコンロが故障する原因とは?修理費用を負担する方もご紹介

賃貸物件に住んでいると、思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。
料理をする機会が多い方にとってガスコンロの故障は非常事態であり、すぐにでも修理・交換したいものですよね。
今回は、ガスコンロの火がつかない原因と、ガスコンロの修理・交換費用を負担するのは誰か、IHに交換する場合の注意点はなにかご紹介します。
こうした不具合は突然起きやすく、日常生活を大きく乱すこともあります。

賃貸物件のガスコンロの火がつかない原因

賃貸物件のガスコンロの火がつかない原因

調理をするためにガスコンロのスイッチをつけたとき、普段どおりに火がつかないと焦ってしまいますよね。
しかし、慌てて対処するとガス漏れを起こしたり、ガスコンロの故障を誘発したりするおそれがあるため、注意しなければなりません。
まずは、賃貸物件のガスコンロの火がつかない原因と、安全かつ最適な対処法をご紹介します。

火がつかない原因①ガスコンロの元栓が閉まっている

初歩的なミスではありますが、意外に多いのはガスコンロの元栓を閉めたまま調理を試みるケースです。
自分で元栓を閉めた覚えがなくても、安全のために家族が元栓を閉めていたり、ガスの定期点検時に業者が元栓を閉めたまま帰ることもあります。
元栓が閉まっていれば、ガスコンロにガスが供給されないため、スイッチを入れても火がつきません。
ガスコンロの故障や不具合を疑う前に、まずは元栓を確認し、閉まっている場合は開栓してから再度ガスコンロに火がつくか確認しましょう。

火がつかない原因②ゴム管に劣化や故障が発生している

ゴム管とは、ガスコンロとガス栓をつなぐホースのことです。
ガスコンロを長期間使用していると、ゴム管が折れ曲がったり劣化したりして、ガスの通りが悪くなることがあります。
ゴム管が折れ曲がっているためにガスの通りが悪い場合は、折れた箇所をまっすぐに伸ばすことで、元通りにガスコンロを使用できることがあります。
しかし、劣化や不具合が原因でゴム管自体が故障している場合は、新しいゴム管に交換する以外の対処法はありません。
ゴム管は約7年で寿命を迎えるとされていますので、ガスコンロの設置や交換から7年以上経過している場合は、ゴム管の異常を疑うと良いでしょう。

火がつかない原因③火花が飛ばないせいで火がつかない

ガスコンロが故障しているかどうかは、点火ボタンや点火つまみを操作した際に火花が飛ぶかどうかで判断できます。
ガスコンロを点火するためには火花を飛ばす必要がありますが、何らかの原因で火花が飛ばない場合、ガスコンロが故障していなくても火がつかなくなることがありますので注意が必要です。
この場合のトラブルで多いのは「電極の汚れ」と「電池切れ」です。
電極は火花を発生させる役割がありますが、電極の先端が汚れていると火花が発生しなくなります。
歯ブラシなどで汚れを除去してみましょう。
電池切れが起きている場合は、ガスコンロ本体の「電池交換ランプ」が点灯または点滅しますので、新しい電池に交換し、様子を見てください。

賃貸物件のガスコンロが故障したら修理費用は誰が負担するのか

賃貸物件のガスコンロが故障したら修理費用は誰が負担するのか

ガスコンロの故障時の修理・交換費用は、入居者の方にとって気になるところでしょう。
賃貸物件に設置されているものは、大きく「設備」と「残置物」の2種類に分かれます。
ガスコンロが設備なのか、それとも残置物なのかによって、故障時の修理費用を誰が負担するのかが変わるため、詳細を確認しておきましょう。

設備の場合は大家さんが費用を負担する

賃貸物件における設備は、大家さんがその機能を保障する必要があるものです。
賃貸物件の設備は大家さんの所有物であるため、故障した場合は大家さんが修理や交換の費用を負担します。
ビルトインコンロの場合、ガスコンロは設備の一部であることが多いため、故障時に入居者が修理や交換費用を負担する必要はありません。
賃貸物件の入居者が設備を勝手に交換したり処分したりすることは認められていないため、故障が発生した場合は自己判断で対応せず、まずは大家さんや管理会社に連絡しましょう。

残置物の場合は入居者が費用を負担する

賃貸物件の残置物とは、以前の入居者などが残したものであり、大家さんがその機能や性能を保障するものではありません。
ビルトインコンロ以外のガスコンロは、設備ではなく残置物として扱われることがあります。
賃貸物件にあるガスコンロが残置物の場合、故障時には入居者が対応し、修理や交換にかかる費用も自己負担となります。
また、残置物は原則として入居者の判断で処分可能ですが、一部例外があるため、念のため大家さんや管理会社に確認しましょう。
ガスコンロが設備か残置物か判断できない場合は、賃貸借契約書や重要事項説明書の設備欄を確認すればわかります。
書類が手元にない場合は、契約時の不動産会社などに問い合わせて、ガスコンロが設備に含まれているか確認しましょう。

賃貸物件のガスコンロをIHコンロに交換する場合の注意点

賃貸物件のガスコンロをIHコンロに交換する場合の注意点

ガスコンロの故障をきっかけに、より安全性が高いIHコンロへの交換を検討している方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、IHコンロには、ガスコンロとは異なるいくつかの注意点があります。
交換前に確認しておきたい、4つの注意点をご紹介しましょう。

注意点①交換前に大家さんへの確認が必要

賃貸物件にお住まいの場合、ガスコンロからIHコンロに交換する前に、必ず大家さんや管理会社に確認を取る必要があります。
勝手にIHコンロに交換すると、大家さんや管理会社との間でトラブルが発生する可能性があるため、必ず確認して工事の許可を得ましょう。
無許可で交換した場合、費用請求やトラブルに繋がる恐れがあります。
許可なくIHに交換した場合、原状回復としてガスコンロへ戻すよう求められることがあり、最悪の場合、強制退去となる可能性もあるため注意が必要です。

注意点②分電盤の工事が必要な場合がある

IHコンロを設置するためには、200Vの専用回路が必要です。
そのため、200Vの回路が用意されていない場合は、分電盤の工事が必要になります。
IHコンロは電気容量が大きいため、通常の回路を経由して使用すると、ブレーカーが落ちる可能性があります。
分電盤の工事を避けたい場合は、100Vで使用できる工事不要の簡易的なIHコンロの設置を検討すると良いでしょう。

注意点③設置費用のほか工事費用もかかる

IHコンロを新しく設置する場合、IHコンロの本体価格や設置費用のほか、工事費用がかかる可能性があります。
前述のように、IHコンロを使用するためには200Vの専用回路が必要です。
専用回路が備わっていない場合、電気回路配線費用も支払う必要があります。
設置費用は最大で30万円前後かかることがあり、ガスコンロの設置費用を上回る可能性があるため、注意が必要です。

注意点④コンセントは水跳ねがない場所に設置する必要がある

IHコンロは電気を使用して調理する器具であるため、利用にはコンセントが必要です。
コンセントは、水跳ねや排気が当たらない場所に設置する必要があることにも注意が必要です。
水跳ねの危険性がある場所にコンセントを配置する場合は、電源を守るために、オプションのバックガードなどを設置することが推奨されます。

まとめ

ガスコンロの火がつかない場合「元栓が閉まっている」「ゴム管が劣化している」などの原因が潜んでいるかもしれません。
ガスコンロの修理・交換費用を負担する方は、ガスコンロが設備か、それとも残置物かによって異なります。
IHコンロに交換する場合の注意点は、事前に大家さんに確認する必要があることなどです。
ガスコンロの安全性は、賃貸であっても軽視できず、日頃から点検や清掃を心がけることが大切です。