シバンムシの駆除について!発生源と対策も解説

シバンムシの駆除について!発生源と対策も解説

キッチンで茶色いゴマのような虫を発見したら、それは「シバンムシ」かもしれません。
シバンムシは食品に付き、放っておくと家の中に被害をもたらすため、見つけたら適切な対処が必要です。
今回は、シバンムシとはどんな虫か、駆除方法や発生源、発生を防止するための対策について解説します。

シバンムシとは?

シバンムシとは?

シバンムシの名前を聞いてもイメージがつかない方も多いかもしれません。
ここではシバンムシとはどんな虫なのか、特徴や生態、種類に分けて解説します。

シバンムシの特徴

鞘翅目(しょうしもく)シバンムシ科の甲虫を総称して「シバンムシ」と呼ばれています。
シバンムシの成虫の体長は約2~3㎜です。
シバンムシの体の色は赤褐色で、全身が黄色の短毛に覆われている特徴があります。
シバンムシの英語名は「Death Watch Beetle(死を見る虫)」で、漢字でも「死番虫」と書きます。
シバンムシ同士のコミュニケーションの音が、臨終の静まった状況でひそかに聞こえる音に似ていることが由来であるとのことです。

シバンムシの生態

シバンムシの主な発生時期は4〜10月ですが、暖房のある室内では冬場に出現することもあります。
シバンムシが好むのは、温度25度前後、湿度60%前後の暗所です。
成虫の寿命は約10〜25日ほどですが、繁殖力が強く、メス1匹あたり50~100個の卵を産みます。
卵は約10~12日後に孵化し、約40日間の幼虫の期間を経てサナギになり、5~7日後に成虫になります。
シバンムシの幼虫は見た目はカブトムシの幼虫に似ていますが、とても小さく動きがないため、発見は困難です。

シバンムシの種類

シバンムシには世界で2,000種以上、日本国内で約137種種以上の種類がいます。
数多くいるシバンムシの種類のなかで、家の中での被害を起こしやすいのがタバコシバンムシとジンサンシバンムシの2種類です。
タバコシバンムシは、タバコを食べることが名前の由来となっています。
雑食で、タバコ以外に畳床の藁も食べる点が特徴です。
畳床に卵を産みつけ、産まれた幼虫が成虫になると畳表に穴を開けて出てくるため、家の中に被害をもたらします。
ジンサンシバンムシは人参を食べることが名前の由来ですが、タバコシバンムシのように畳は食べません。
タバコシバンムシとジンサンシバンムシはどちらも乾燥動物質など食品に発生することが多く、キッチンでの被害をもたらす害虫でもあります。
ほかにも、建材などに発生するケブカシバンムシや書籍に発生するフルホンシバンムシなども、家の中で見かけることのあるシバンムシです。

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シバンムシの発生源

シバンムシの発生源

シバンムシの対策をするためには、発生源を突き止める必要があります。
ここでは、シバンムシの主な発生源2つと侵入経路、人体に対する害に分けて解説します。

発生源①乾燥食品

家の中で発生するシバンムシは、乾燥食品を好んで食べる虫です。
シバンムシが付く乾燥食品の例は、以下のとおりです。

●乾麺
●米
●小麦粉
●かつお節
●お菓子


乾燥食品は袋に入れていても、包装が噛みちぎられて被害に遭っている場合があります。

発生源②畳

タバコシバンムシなどのシバンムシは、畳が発生源となります。
畳に発生する虫にはダニやチャタテムシなどがいますが、それらとシバンムシには違いがあります。
ダニは小さくて肉眼で見つけられないことが多く、チャタテムシは畳に穴を開けることはありません。
そのため、畳に空いた穴を肉眼で見つけた場合は、シバンムシである可能性が高いです。
放置していると、畳が穴だらけになる場合があるため注意が必要です。

シバンムシの侵入経路

シバンムシは体長が小さいため、わずかな隙間から室内に入ってくることができます。
シバンムシの代表的な侵入経路は以下のとおりです。

●網戸の網目
●ドアの隙間
●外から運んできた段ボールや荷物


家の出入り時にシバンムシが侵入してくることもあるため、ドアや窓は開けっぱなしにしないように注意しましょう。

シバンムシの人体に対する害

シバンムシそのものには実は人体に対する害はほとんどありません。
シバンムシは肌を刺したり噛んだりすることがなく、病原体が媒介された報告などもありません。
食品に付いたシバンムシを誤って食べてしまっても、食中毒が起きる可能性は低いといえます。
ただし、シバンムシに寄生するシバンムシアリガタバチが人に害を及ぼすことがあります。
シバンムシアリガタバチは体長2㎜程度のハチで、人を刺すことがあるため注意が必要です。
アリガタバチのメスは毒を持っており、何度か刺されるとアレルギー症状を引き起こす原因となります。
稀ではありますが、アリガタバチに刺されてアナフィラキシーショックが起きるケースもあります。
そのため、シバンムシ自体は人体に無害でも、発生を放置してはいけないといえるでしょう。

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シバンムシの駆除方法と発生を防止するための対策

シバンムシの駆除方法と発生を防止するための対策

シバンムシを見つけたら、増える前に駆除し、再発生を防止するための対策をとることが大切です。
ここでは、シバンムシの駆除方法と発生を防止するための対策を解説します。

駆除方法①殺虫剤を使用する

シバンムシの駆除には有機リン系殺虫剤の使用が効果的です。
燻煙剤やゴキブリ用の殺虫スプレーなども、シバンムシへの効果が期待できます。
シバンムシの発生箇所が限定的な場合は、殺虫スプレーの使用がおすすめです。
発生源がわからない場合は、広範囲に燻煙剤を使用すると徹底的な駆除ができます。

駆除方法②畳の手入れ

畳にシバンムシが発生した場合は、畳の手入れが必要です。
畳を天日干しすると、高温による殺虫効果でシバンムシを駆除できます。
さらに徹底した駆除がしたい場合は、畳店や害虫駆除業者に畳の高熱処理を依頼することもできます。
新しい畳に交換する場合は、再度シバンムシに侵入されないよう畳下にホウ酸を入れておくのも良い方法です。

駆除方法③発生源の食品を廃棄する

食品にシバンムシが付いているのを発見した場合は、発生源となっている食品を破棄することが大切です。
まだ使えそうな食品であっても、包装や容器も一緒に丸ごと捨てるようにしましょう。
成虫が包装部分に付いている場合、内部で卵を産んでいたり、幼虫がいたりする可能性もあります。
シバンムシは小さな隙間からも出てこられるため、食品を破棄する場合はしっかりと密封して捨てることも大切です。

発生を防止するための対策

シバンムシを見つけたら駆除する必要がありますが、駆除後は再発生しないようにするための対策も大切です。
シバンムシの発生の防止に効果的なのは以下の対策です。

●食材は密閉容器に保存する
●夏場は食品を冷蔵庫に入れる
●こまめに掃除をする
●ヒバ油をまいておく


落ちている食べかすなどもシバンムシの餌になるため、食品はしっかりと保管し、キッチン内は清潔を保ちましょう。
ヒバ油は虫除け効果があり、人体にも優しい精油です。
シバンムシの発生が心配な場所にヒバ油をまいておくと、忌避剤として使用できます。

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まとめ

シバンムシとは体長約2~3㎜、赤褐色の見た目をしている虫で、家の中にも発生することがある害虫です。
家の中では乾燥食品や畳などが発生源になる場合があり、ドアや網戸の網目、外から運んできた荷物などを通じて家の中に侵入します。
シバンムシは殺虫剤や畳の天日干しなどで駆除が可能ですが、発生を防ぐために食品を密閉容器に入れる、こまめに掃除するなどの対策も欠かせません。

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