文京区にある中央大学はどんな学校?概要やキャンパスについてご紹介
文京区は、東京都心にありながら、落ち着いた住環境と高い教育水準を誇る地域です。
子育て世代から学生、シニア層まで幅広く支持されるこのエリアには、多くの大学や教育機関が集まっており、「文教の街」として知られています。
今回は、文京区にある中央大学について、茗荷谷キャンパスと後楽園キャンパスの特徴もあわせてご紹介します。
文京区に引っ越しをご検討中の方は、ぜひ参考になさってください。
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文京区にある中央大学の概要とは
中央大学は、東京都文京区内に複数のキャンパスを持つ私立大学です。
法学部をはじめ、経済学部、商学部、理工学部、文学部、総合政策学部、国際経営学部、国際情報学部の8学部を擁し、多彩な学問分野を提供しています。
はじめに、中央大学の概要について解説します。
概要1:建学の精神
中央大学の建学の精神は「實地應用ノ素ヲ養フ(じっちおうようのもとをやしなう)」、すなわち「実社会で役立つ実践力を育てる」ことにあります。
1885年、英吉利法律学校として創設された中央大学は、社会の発展に貢献する実務家の育成を目指してきました。
この精神は、今も大学全体に息づき、法学だけでなく、幅広い学部・学科で実践的な教育がおこなわれています。
現場に強い人材を育てるという創設時の理念が、現代の教育方針にも反映され、学生たちに社会で通用する力を身につけさせる原動力となっています。
概要2:教育目標
中央大学は、建学の精神「實地應用ノ素ヲ養フ」のもと、イギリス流の経験主義・合理主義に基づく実学の伝統を継承しています。
学術の中心として広く知識を授け、深い専門理論とその応用を教授・研究することで、個性豊かな人材の育成を通じて文化の創造・発展と社会・人類の福祉に貢献することを使命としています。
基礎・基本を重視した教育と、社会の課題を自らの課題として捉え、問題発見・解決力を涵養する実地応用教育を展開しているのが特徴です。
これにより、幅広い教養と異文化理解力、コミュニケーション能力を基礎とする豊かな感性と人間力を備え、高度な専門性を有し、国際社会に貢献できる人材の育成を教育目標としています。
概要3:沿革
中央大学は、1885年に「英吉利法律学校」として創立されました。
その後、1905年に「中央大学」と改称し、法学部、経済学部、商学部を設置。
1920年には、大学令により正式な大学として認可され、大学院や予科も設立されました。
関東大震災や火災による校舎焼失を経験しながらも、1926年に駿河台校舎を完成させ、教育環境を整備します。
戦後の学制改革に伴い、1949年に新制大学として再編され、理工学部を新設しました。
その後も、文学部や総合政策学部、国際経営学部など、多様な学部を順次設立し、現在では8学部、大学院8研究科、専門職大学院2研究科を擁する総合大学として発展を遂げています。
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文京区にある中央大学の茗荷谷キャンパスについて
中央大学の茗荷谷キャンパスは2023年に開設され、法学部および大学院法学研究科が所在しています。
ここからは、文京区にある中央大学の茗荷谷キャンパスの特徴についてご紹介します。
特徴
中央大学の茗荷谷キャンパスは、2023年1月に竣工し、同年4月より法学部と大学院法学研究科の新たな学びの拠点として開校しました。
前身である英吉利法律学校の赤レンガ造り校舎をモチーフに、地上8階・地下2階建ての建物で、低層階には旧駿河台校舎と同じ尖頭型アーチが取り入れられているのが特徴です。
大学施設のほか、文京区の地域活動センターや保育所、郵便局、カフェなどが併設されており、地域との共生を目指しています。
東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」から徒歩約1分と、都心へのアクセスが非常に良い点も大きな魅力です。
学部
中央大学の茗荷谷キャンパスには、法学部が設置されています。
法学部は、法律学科、国際企業関係法学科、政治学科の3つの学科で構成されており、それぞれの学科で専門的な知識と実践的なスキルを養成しています。
法律学科では、「法曹コース」「公共公務コース」「企業コース」の3つのコースを設置し、学生の進路に応じた多様な授業を提供。
法律科目だけでなく、教養・語学などの導入・基礎科目や応用・発展科目を組み合わせたカリキュラムが特徴です。
国際企業関係法学科は、国際社会における企業活動で生じる問題を考察し、解決策を見出す法的思考力を身につけることを目的としています。
政治学科では、「公共政策コース」「地域創造コース」「国際政治コース」「メディア政治コース」の4つのコースを設置し、政治学・法学・経済学の基礎知識をもとに、批判的・論理的な対応力を養成しています。
●所在地:東京都文京区大塚1丁目4-1
●アクセス方法:東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅から徒歩約1分
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文京区にある中央大学の後楽園キャンパスについて
中央大学の後楽園キャンパスは、都心にありながらも緑豊かな環境で、学習に適した静かな雰囲気が特徴です。
ここからは、文京区にある中央大学の後楽園キャンパスについてご紹介します。
特徴
文京区にある中央大学の後楽園キャンパスは、理工学部および理工学研究科の拠点となっており、学生が最先端の技術や知識を習得できる環境が整っています。
東京メトロ丸ノ内線・南北線の後楽園駅から徒歩約5分、都営三田線・大江戸線の春日駅から徒歩約6分と、都心部へのアクセスが非常に便利です。
2025年1月には、新1号館が竣工し、多様で最先端の実験や研究に対応できる施設が追加されました。
キャンパス周辺には、東京ドームシティや小石川後楽園などの施設があり、学業以外の時間も充実して過ごすことができます。
学部
中央大学の後楽園キャンパスにある理工学部は、理学と工学を融合させた幅広い専門分野を学べる学部です。
理学と工学を融合させた幅広い専門分野を学べる学部で、10の学科(数学、物理、都市環境、精密機械、電気電子情報通信、応用化学、情報工学、ビジネスデータサイエンス、生命科学、人間総合理工)で構成され、それぞれが専門性の高いカリキュラムを提供しています。
国際的に活躍できる人材の育成にも力を入れている点も特徴で、「グローバルスタディーズ」「グローバルインターンシップ」などの独自プログラムにより、海外での学びや実務経験も重視しています。
また、2026年4月には理工学部が再編され、「基幹理工学部」、「社会理工学部」、「先進理工学部」の3学部が設置される予定です。
将来にわたって活躍できる理系人材を目指す学生にとって、理工学部は非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。
●所在地:東京都文京区春日1丁目13-27
●アクセス方法:東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」から徒歩約5分、都営三田線・大江戸線「春日駅」から徒歩約6分
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まとめ
文京区は、落ち着いた住環境と高い教育水準を兼ね備えた「文教の街」として知られ、子育て世代や学生に人気のエリアです。
区内には、中央大学の茗荷谷キャンパス(法学部)と後楽園キャンパス(理工学部)があり、どちらもアクセス良好で先進的な教育環境が整っています。
また、周辺には地域交流施設や保育所、カフェ、小石川後楽園、東京ドームシティなどもあり、暮らしやすさと学びの環境が共存しています。
教育機関が充実した文京区は、学ぶ子どもがいるご家庭や落ち着いた住環境を求める方にとって、理想的な居住地といえるでしょう。
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